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鳥居(とりい)って?
鳥居は神域(清いところ)への堺であり、その入り口です。
ここに、鳥の止まっていることが多かったことから、鳥居と名付けられたという説もあります。
一般家屋の門と考えても良いでしょう。


狛犬(こまいぬ)って?
狛犬は神様を守り、また魔除けの意味で参道に置かれた一対の獅子形の像です。
獅子は古来、百獣の王とされ神域の邪気を追い払うとされています。インドでは寺院の前、中国でも皇帝や貴族などの陵墓の前にその像を置く風習がありました。
この風習が朝鮮の高麗(こま)を経て、日本に伝えられました。日本の犬と違うことから高麗の犬、高麗犬と名づけたのでしょう。のちに、狛犬の字をあてるようになりました。一般に、神社に置かれるようになったのは平安時代の終わりごろのようです。 また、唐犬(からいぬ)と呼ばれることもあります。
神社の中には、狛犬もきつね型やかっぱ型もあります。(他にも変わった狛犬があると思います。何かあれば、メールをお願いします。)


■ お参りの仕方は?
まず、お参りの前に手と口をすすぎ身体の外と内を清めましょう。(一般的には、鳥居と拝殿の間に手水舎が用意されています。)次に神社の前に立ち、鈴を打ち、お賽銭を供え、2回礼、2回拍手(音を立てる)し、神様への願い事やお礼の詞を心でとなえた後、1回礼をしてはなれるのが普通です。

本居宣長の言葉に、神様と人との関係を現した言葉があります。「神は人の敬により威を増し、人は神の徳により運を添う」という言葉です。その意味は、「神様は、人が神様の周りを真心こめてきれいに掃除したり、装飾したり、お賽銭を供えて心をこめてうやまうことによって、ご神威(ご利益など)の力を増すことができる。人は、そのご神徳(ご利益など)によって尚一層の幸せを得ることができる。」ということでしょうか。


■ 神棚(かみだな)って?
神棚は南或いは東向きにして胸より高くし、見おろすことの無いように設置します。棚には、御神殿(一般に神棚と呼ばれることが多い)を供え、御神札(おふだ)を祀(まつ)ります。中央には、日本の平和と隆盛を守る伊勢神宮の御神札(神宮大麻)をお祀りします。次に、向かって右に鎮守神社(居住地などの神社)の御神札をお祀りします。向かって左には、崇敬している神社や旅行先などで受けた御神札をお祀りします。このように、中心から右・左と外に向かってお祀りしていきます。1年を過ぎた御神札や願い叶った御神札は、授かった神社に御礼と共にお返しすることが大事です。(神棚は中央が1番、右が2番、左が3番、と右左右・・・・と重きが薄れます。)

 では、なぜ1年を過ぎた御神札などはお返しするのでしょう。たとえば、窓ガラスが1年も経つとホコリや空気中のヤニなどにより、多少なりとも曇ってきます。御神札も同様に曇って御神威が弱くなります。だからといって、ぞうきんやクリーナーを使っては更に汚れてしまい御神威が落ちてしまいます。では、ビニールなどで包もうかと考えるかも知れません。でも、それでは御神札の御神威の透りが悪くなって同じことです。やはり、新たに御神札を受けることが大切です。

また、神宮大麻(伊勢の御神札)は薄紙でおおわれています、なぜでしょう。それは、御神札を直接触ることのないようにするためです。神棚へおまつりするときには、薄紙をはがしてからおまつりしましょう。

では、鹿島神社で受ける御神札は木札ですが、羽織のように紙がかけられています。この時は、どうしたらよいのでしょう。木の御神札には,中央部だけ紙がかかっていませんので、この部分に触れないよう紙のかかった部分を持って扱います。おまつりするときは、中央部が直に御神札ですので紙を除く必要はありません。

余談ですが、御神殿に収まらない大きな御神札はどうしましょう。この場合は、無理に収める必要はありません。御神殿の脇に立てかけておまつりすれば十分です。



■ 神宮大麻(じんぐうたいま)って?
神宮大麻とは、日本国を総合的にお護り下さる「天照大御神」の大御璽(みしるし)のことであり、一般に「大神宮さま」、「お伊勢さま」などとも呼ばれる御神札(おふだ)のことです。
「大麻」とは、もともと「おおぬさ」と読み、神々への捧げ物、あるいはお祓いの際にもちいられる木綿(ゆう)、麻などを意味しました。今日でもご祈祷を受ける前に行われる、「お祓い」で左右左と振られる神具をこのように云います。これにちなんで、厳重なお祓いを行って授けられるお神札を「大麻」(たいま)と呼ぶようになりました。

神宮大麻・暦は、神社本庁が神宮司庁からその頒布を委託され、全国約8万の神社の神職・総代等によって、各家庭や職場に届けられています。
神宮大麻をお受けして、国民すぺてがひとつにまとまり、お互いに国家安泰繁栄の願いをもって日々過ごすことが大切です。当神社では、神宮大麻を年間を通して頒布していますのでお声をお掛け下さい。
 


■ 神饌(お供え物)の供え方は?
月初め・月中・鎮守神社の祭日などには、米・酒・塩・水をお供えします。普段は米・塩・水をお供えし夕方にはお下げします。それらは神様からのお下がり物になりますので夕食や翌朝にいただき、神様の御神徳を受けましょう。
また、季節の初物やお土産などもその都度お供えした後頂くと、御神徳と共に一層美味しく頂けるかもしれません。



■古い御神札やお守りの納め方は?
1年がたちますと、御神札や御守も空気中の汚れで、御神威の通りも悪くなります。それは、窓ガラスなどが月日を過ぎると、自然と曇ってくるのと同じです。ガラスはクリーナーなどで磨けば前のような透き通った状態に戻りますが、御神札などは、それもかないません(汚れるからといって、ビニール等で包んでは御神威も弱まってしまいます)。強い御神威を受けるために、年の暮れ或いは年始めに、新しい御神札をお祀りします。お祀りする前(年の暮れ)には、家内と共に神棚も煤払いをして塵を払って於きましょう。神様は清々しい場所を好みます。
1年お守りいただいた古い御神札や御守は、粗末にならないように神社へお納めします。当神社では境内右奥に、古い御神札を納める所を設けていますので、そこへ納めます。年末から正月の間は、古神札の焚上げ場を設けていますので、そこへお入れいただけば、そのまま神様にはお戻りいただけるようになっています。


■他の神社の御神札や御守はどこへ納める?
御神札や御守を受けたときは、受けた神社へ納めることが望ましいとされています。しかし、旅行先など遠隔地で受けてきた御神札は、なかなかかないませんので当神社へ納めても差し支えありません。ただし、願いを持って祈祷を受けた御神札は、成就後などにご祈祷を受けた神社へお礼参りとともに、御神札を納めましょう。


■お寺で受けたお札は?
お寺で受けたお札は、やはりさづかったお寺へ戻された方が良いでしょう。
 


■ 鎮守様・氏神様・産土様と呼びますがどうして?
中世以前、氏族制度の中で氏族が自分達の祖先神、又は守護神を自分達の集落にお祀りしたのが氏神様で、自分達を氏子といいました。
中世以降、氏族制度の崩壊とともに集落には同族以外の人も移り住むようになり、それまでの神社と氏子の関係が、神社と住民の関係に変わっていきました。
そこで、新しくできたのが産土神という言葉です。産土神とは、自分の生まれた土地を守護する神様という意味です。今では、氏神様・産土様をともに鎮守様ともいっています。鎮守様とは国や郷、集落などを守護する神様という意味です。

菅谷での氏神様は、前記のように各氏族によってお祀りされ、守護している神様を云います。よって、鹿島の神様以外を祀っており各氏族ごとに祀る神様が違います。


■ お盆は?
一般的に”盆”とは、仏教用語の盂蘭盆(うらぼん)の略で仏教の行事と理解されているようですが、決してそうとは限りません。これは、正月行事の"年神さま(ご先祖さま)"と同じように、古くから伝わる日本独自の祖先を祀る行事なのです。その行事と、仏教でいう祖先供養の行事が一緒になって、盆として習慣化したと思われます。
盆には、亡き人の御霊が家に戻ってくるとされ、もともとは旧暦の7月15日を中心に行われてきました。現在では新暦の7月15日に行う地方と、旧暦の7月15日に近い8月15日(当地方)に、"月遅れの盆"として行う地方とがあります。
また”盆”と云う言葉には、供え物を載せる容器をかつては「お盆」といったことから、この行事を盆というようになったとの説もあります。いずれにしても盆という行事は、日本人にとって先祖の御霊(みたま)を祀ることから、神社神道からもとても重要視しています。


宮薙
−宮薙(みやなぎ)とは、神社境内や神社林の草刈りを行うことです。語源は定かでありませんが"薙ぎ倒す"のなぎや、海が平穏な状態を"凪ぎ"というように草で荒れた状態を平穏な状態にして神様の御神威を高めるために草刈りをするという意味もあるのでしょう。


■ ご祈祷を受けたいときは?
まず、電話などで神社神主に相談してください。祈祷の内容により祝詞(神様にお願いする文言)が変化しますので、新たに祝詞を創る必要もあります。また、当神社では神主が外祈祷(出張による祈祷)に出向いていることもありますので、前もって電話をしてみましょう。


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