********* 山 車 の 組 み 立 て (提灯まつり) *********  大助祭の前日(8月14日)、早朝から組み立てが始まります。

『菅谷の提灯山車』
  組み立て方の基本形です。(撮影:平成14年 鷺内提供)
  台車の上に、切り出した青竹で骨組みが組まれていき、各種飾りと共に提灯が所狭しと付けられます。


▲山車の組み立てスタート
−切り出して笹を落としただけの青竹で、基本柱の組み立てが始まりました。

▲提灯取り付け竹取り付け
−提灯を取り付けるための、横竹が組み付けられます。


▲日除けと竹切り
−日除け用のすだれが取り付けられ、余分な竹が切り落とされます。

▲飾り付けの始まり
−青竹にモールやテープなどで彩りが加えられます。


▲飾り付け
−カラフルに手作りの花が付けられます。(この花は子どもたちや女性たちによって作られます)

▲飾り付けも終盤
−紅白幕が着き、日の丸もつきました。そして、基本の花提灯も付き始めました。


▲山車組み立ても後一歩
−外見上は完成です。最後に、夜用に電飾(電気配線)を急いでいます。

▲山車組み完成
−囃子方が始まれば、いつでも動き出します。舵取りも気が高ぶり、舵棒に集まり今か今かと待っています。


 以前、台車部分は組み立て式で雨囲いのみで保管されていたようです。今では組み立てたままで保管小屋などに納められています。
 台車上の提灯飾りの枠は、祭の度に青竹で組み上げるのが基本であり、伝統です。ただ、この頃は木製や鉄製の角柱や金属パイプなどに替わり、青竹を使っている山車は少なくなりました。
 青竹を使った山車は、夜間、提灯をつけて巡行していると、微妙な振動が200個余りの提灯に伝わり、独特の風情をかもし出します。
 提灯の明かりも、ロウソクから電灯に替わってしまいました。ロウソクの時代は、揺れる度に明暗し(まばたき)、繰り込み時の勢いは威勢が感じられ、地元に戻る時は、揺れ具合から祭終了の寂しさを感じさせられたものでした。

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