● 右石燈籠
−見た目にはまあまあですが、地震などで過去に何度か崩落した様子です。
−屋根部分の角欠け、宝玉の欠けと火袋台座欠けが目立ちます。
−土台座の石も割れています。
−計画し進めていた安政4年(御鎮座の年)奉納の石燈籠が完成しました。当初は、石燈籠の傷んだ部分だけを入れ替えでの修復を考えていましたが、同様な形にするには予算的に無理があるとのことで古い部材を一部使い、今までの古い部分も形として残すことで完成しました。
● 左石燈籠
−右灯籠に比べ、左は特にひどい状況です。火袋は地震等の崩落により、粉砕状態です。
−火袋が大破、適当な石を挟んで形状を維持しています。
−足部分が風雪により剥がれ落ち、右の燈籠と比べ傷みが進んでいます。
−次の150年先まで形を繫げればと、思っています。
御鎮座当時奉納の石燈籠の修復のご協力、ありがとうございました。